LINEが提供しているクーポンをシステムから配信できるか調べてみた
はじめに
クラスメソッドでLINE事業推進をやっております安東です。7月7日は、エンジニア界隈では七夕より認知が高い弊社創立記念日です。創立記念日はブログを書いてお祭り騒ぎするのが恒例となってまして、私も乗っかりたいと思います。 ということで、ちょっと前に調査した「LINEが提供しているクーポンをシステムから配信できるか」を記事にしたいと思います。
LINEが提供しているクーポンの種類
LINEが提供しているクーポンは3つあります。
- LINE公式アカウントクーポン
- LINE Pay特典クーポン
- LINEクーポン
それぞれどのような特徴を持っているのかまとめたものが以下の表になります。
LINE公式アカウントクーポン | LINE Pay特典クーポン | LINEクーポン | |
---|---|---|---|
配布方法 | LINE公式アカウントで配布 | LINE Payサービスの特典クーポンとして配布 | LINEクーポンサービス内での配布 |
利用方法 | 店頭での提示 | LINE Payでの支払い時に指定 | 店頭での提示 |
LINE公式アカウントマネージャーでの作成 | 可 | 不可 | 不可 |
LINE Pay特典クーポンや、LINEクーポンはそれぞれ特定のLINEサービス内で利用するものですので、ここではLINE公式アカウントクーポンに絞って調査を進めました。
システムからLINE公式アカウントクーポンを配信する方法
LINE公式アカウントへのメッセージ配信は、特殊なものを除き以下の2つがあります。
- LINE公式アカウントマネージャー(LINE OAM)
- Messaging API
LINE公式アカウントクーポンは、LINE OAMでメッセージ配信するのが通常の使い方となります。LINE OAMの画面でぽちぽちするだけで配信可能です。MessagingAPIはメッセージタイプとしてLINE公式アカウントクーポンを指定することが出来ないので配信不可です。
これは試合終了かな・・・と思いつつもう少し調べてみたところ、クーポンのURLを利用することで一応配信可能でした。
クーポンのURLとは、LINE公式アカウントクーポン1つ1つに割り当てられているURLで、LINE OAMのクーポン画面で取得可能です。このURLをメッセージに編集してMessagingAPIで配信する方法です。
注意点としては、LINE公式アカウントクーポンは公開範囲を指定することができますが、URLを取得できるのは全体に公開する場合のみです。よって、この方法で配信した場合は、URLを知っているユーザーは誰でも利用できるようになってしまいます。
まとめ
どこかの誰かの役に立つかもと思い、ちょっと前に調査した結果をまとめてみました。もし、「こんなやり方もあるよ!」や「実現できるLINEメッセージ配信ツールがあるよ!」といった知識をお持ちの方がいらっしゃいましたらぜひご連絡ください!二郎おごります!